BLUE SOUL (1986) CD No. PHCR4809 UNIVERSAL

1. Over The Green Hills (Part 1)
2
. Worry
3
. Moonshine
4
. Trouble On Double Time
5
. Crossroads
6
. Oh I Wept
7
. We Got Time
8
. Oh How We Danced
9
. Stealer
10
. Hold On
11
. Catch A Train
12
. Come Together In The Morning
13
. Molten Gold
14
. I Know Why The Sun Dont Shine
15
. Tricky Dicky Rides Again
16
. Im Ready
17
. Blue Soul
1986年に発表されたコゾフ追悼コンピレーション。この作品はFREEの研究家でありFREE APPRECIATION SOCIETY主宰者のデヴィッド・クレイトン氏のディレクションによる渾身の作品です。ファミリーツリー、参加レコーディングデータ、写真、アーティスト達からのコゾフへ言葉など、とにかく盛り沢山で一人のアーティストをここまで煮詰めて構成するのはさぞかし大変だったでしょうが、デヴィッド・クレイトン氏の深い愛情を感じます。
このアルバムには、当時では未発表だったFREEのライブテイクが3曲収録されており、聴いた人間を驚かせました。と同時に「FREE LIVE ! 」の未発表テイクがまだかなり残っていることが確実になったわけです。というのも、別に発表された12インチシングル盤の「Wishing Well」に、同じく「FREE LIVE !」収録時のものと思われる「Woman」と「Walk In My Shadow」がB面に収録されていたのです。期待は高まりましたが、それは5枚組CDボックスセットと2001年のリマスター盤発表まで待たなければなりませんでした。
また、数曲には1984年に長年FREEのミキシングを担当していたリチャード・ディグビー・スミスによってリミックスとリマスター作業が施されています。ライブ3曲、「Catch A Train」、KKTRの「Hold On」などですが、スタジオの2曲は一部のベースやヴォーカルが少々異なっています。また、アンディ、コゾフ、そしてフランキー・ミラーが組んだバンドRAMBLE DOWN BANDの「I Know Why The Sun Don't Shine」はこれまで陽の目を見ていない作品で、フランキーの素晴らしい歌唱に絡みつくコゾフの絶品プレイが聴ける意味でも貴重なものです。
現在は削除曲もなく1枚のCDに収められ廉価盤として発売されています。数あるコゾフの追悼コンピレーション作の中でも抜きん出て完成度の高い「作品」といえます。
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