KOSS (1977) CD No. CLA1272 Castle Communications |
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1. The Worm |
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1977年、コゾフが亡くなって少ししてからリリースされた彼の追悼コンピレーション。彼の死の際にも飛行機に同乗していたマネージャー、ジョン・グローバーの企画によるもので、そのため実に目の届いた選曲、興味深い音源とカラーのステージ写真満載の作品です。FREEとしてはシングル盤B面のみに収録され、アルバムに入ることのなかった「The
Worm」を初めてアルバムに収録したことも貴重でしたが、ジム・キャパルディの「You And Me」で聴けるような素晴らしいセッションでのプレイを一つにまとめたこともまたこの作品の優れた点です。更にこの作品で重要なのは、BACK
STREET CRAWLERの未発表曲とライブがたくさん収録されていることでしょう。「Molten Gold」のBACK STREET CRAWLERのスタジオ盤が聴けるのも貴重です。しかし、なんといっても初めて姿を見せたBACK
STREET CRAWLERのライブで、晩年のコゾフの生のプレイを聴くことが出来るというのは、この作品が発表された当時は大変な出来事でした。「It's
A Long Way Down To The Top」の冒頭でメンバー紹介がされますが、コゾフが紹介された瞬間の大歓声は今でも聴くたびに胸が熱くなってしまいます。コゾフのプレイもあちこちで「およよ?」な部分も見られますが、「The
Band Plays On」や「It's A Long Way Down To The Top」などでは素晴らしいプレイを聴かせています。 この作品はアイランドからではなく、DJMというマイナーレーベルから発表されたためか、英国のCASTLE COMMUNICATIONSレーベルからひっそりCD化されたのみで、残念ながら国内ではCDが発売されていません。更にCD化に際し、残念ながら「We Won」と「Bird Dog Blues」2曲が削除されています。完全盤での発売を望みます。 |
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