Paul KossoffはGibson Les Paul と Marshall Ampを究めたギタリストでした。一般的認識ではZEPのJimmy Pageこそがロック界随一のレスポールギタリストとされていますが、どうしてどうして。Kossのトーンも珠玉のトーンと言って差し支えないと思います。

この蛮魔棲が強く影響を受けた70年代英国のギタリスト達、その多くがこの組み合わせを愛用しており、「いつかはあのサウンドを自分の手で出したい・・・」と強く念じていましたが、30代に入り、それ等は実に価値の高いものであり、とても手の届く代物ではないことを思い知らされたのでした・・・。なんといっても、1958〜1960に製造されたLES PAUL STANDARD SUNBURSTは、今や市場価格1,000万円からスタートするという希少な名品です。一介のヒラ会社員に買える訳がない。

そんな訳で、蛮魔棲の愛器達は殆どが中古か贋作という、世の正統たるヴィンテージギター愛好家・コレクター達の顰蹙を買う代物ばかりです。実際、「こんなもの使ってヴィンテージレスポールの音など絶対に出る訳がない!」と面罵されたこともあり、更に「ホントに巧いギタリストはレスポールなんかで満足する事はなく、絶対にストラトを使うはずだよ。」とも仰られたヴィンテージコレクターもいらっしゃいましたからね。

でも、「所詮コピーバンドのギター弾き」にはまさにぴったりでしょう。バンド自体も猿真似だし(爆)!
まぁ、ご笑覧くださいな。

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